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出発前に親子でできる事前学習5つ:旅が「探究」に変わる準備

TABITANE編集部 ・ 約3分で読めます

同じ場所に行っても、何も知らずに行く子と、少しだけ準備をして行く子では、見えるものがまったく違います。準備をしていると、現地で「あ、これ知ってる!」「思っていたのと違う!」という発見が生まれ、それが学びのタネになります。

とはいえ、旅行前の勉強が「宿題」になってしまっては楽しくありません。この記事では、親子で楽しみながらできる事前学習を5つ紹介します。どれも1回15分ほどでできるものです。

1. 地図で「どこにあるか」を確かめる

まずは、行き先が地球のどこにあるのかを一緒に確かめます。地球儀や地図帳、地図アプリを使って、日本からの方角や、間にある海や国を見てみましょう。

  • 日本から見てどっちの方角? 飛行機はどの海の上を飛ぶ?
  • 近くにはどんな国がある?
  • 時差は何時間? 日本が夜8時のとき、向こうは何時?

時差は出発前に一緒に調べて、「着いたら日本の家族は何をしている時間かな?」と想像してみると、子どもにも距離の感覚がつかみやすくなります。

2. 現地の言葉で3つのあいさつを覚える

「こんにちは」「ありがとう」「おいしい」の3つだけでも、現地の言葉で言えると旅が変わります。お店の人に通じたときの嬉しさは、子どもにとって大きな自信になります。

  • 動画や翻訳アプリで発音を聞いて、親子でまねしてみる
  • 紙に書いて、旅行中に持ち歩く
  • 英語が通じる国でも、その国の言葉のあいさつを1つ覚えておく

3. 絵本・図鑑・動画で「予想」を立てる

行き先について書かれた絵本や図鑑、旅行番組の動画を親子で見て、「向こうではどうなっていると思う?」と予想を立てます。正解を調べることより、予想を書いておくことが大切です。

予想してみること例
食べ物朝ごはんは何を食べている? 日本にない果物はある?
天気日本と比べて暑い? 雨は多い?
暮らし家の形は? 学校は何時に始まる?
言葉看板にはどんな文字が書いてある?

予想は旅行中に答え合わせをします。「当たった!」「全然違った!」という体験が、「なんで違うんだろう?」という次の問いにつながります。

4. お金を知る

外国のお金は、子どもにとって身近な「違い」のひとつです。出発前に、お金の名前と、日本円とのおおまかな関係を一緒に調べておきましょう。

  • お金の単位の名前は? 硬貨やお札にはどんな絵が描いてある?
  • 出発前に、その日のレートを一緒に調べてみる
  • 「ジュース1本はいくらくらい?」と予想して、現地で答え合わせ

レートは日によって変わるので、「今日はいくら?」と毎日一緒に見てみるのも、生きた算数の練習になります。

5. 「見つけたいものリスト」をつくる

最後に、現地で見つけたいものを3つ、子ども自身に書いてもらいます。これがあると、旅行中に「次はあれを探そう」と自分から動けるようになります。

記入例:

  • 日本にはない形のポスト
  • 漢字で書かれた看板で、意味がわかるもの
  • 現地の子どもが食べているおやつ

リストは3つくらいがちょうどよい数です。全部見つからなくても大丈夫。見つからなかったものは、「どうして見つからなかったんだろう?」と考えるタネになります。

親の関わり方:教えるより、一緒に「なんで?」を楽しむ

事前学習で気をつけたいのは、親が答えを先に言ってしまわないことです。子どもが「なんで?」と聞いてきたら、「なんでだと思う?」「向こうで確かめてみようか」と返してみてください。

わからないことが残っているほうが、旅先での発見は大きくなります。親の役割は、答えを教えることではなく、子どもが自分で見つけられる環境を整えることです。

年齢別のポイント

年齢おすすめの事前学習ポイント
未就学1(地図)、2(あいさつ)絵本を読んで、地球儀で場所を指さすだけでも十分
小学1〜3年2、3、5予想は絵で描いてもOK。見つけたいものリストは親が書き取っても
小学4〜6年1〜5すべて時差やお金の計算に挑戦。予想は文章で書いてみる
中学生3、4、5を自分で調べる方法から自分で選ぶ。英語で短い質問を1つ用意しておく

出発前のチェックリスト

  • 行き先の場所を地図で確かめた
  • 時差を調べた
  • 現地の言葉のあいさつを3つ覚えた
  • 食べ物・天気・暮らしの予想を書いた
  • お金の名前とレートを調べた
  • 見つけたいものを3つ書いた
  • 記録用のノートを用意した

旅行の準備では、安全情報や入国の手続きも忘れずに確認しましょう。最新の情報は、外務省の「海外安全ホームページ」や行き先の大使館などの公式サイトで確かめてください。

まとめ

出発前の事前学習は、「地図」「あいさつ」「予想」「お金」「見つけたいものリスト」の5つ。どれも15分ほどで、親子で楽しみながらできます。

少しだけ知って、たくさん予想して出かける。それだけで、旅は子どもにとって大きな「探究」の場に変わります。

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